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  • 序
  • 序にかえてー震災実話の審査所感ー　　今村明恒
  • 凡例
  • 目次
  • 金賞
  • Ｓ子の復活　　靑木金平
  • 銀賞
  • 火焔の中の幻覺　　小杉重太郎
  • 狂へる者の反抗　　吉永敏夫
  • 火焔の奔流　　片寄末次
  • 銅賞
  • 突落した妻の死骸を抱へて　　伊藤芳峽
  • 縣廳を飛び出して　　高橋　茂
  • うどんを振舞ふ市設食堂　　中村忠躬
  • 血に濡れた優しい人　　坂下たかよし
  • 氷で救ひタドンで活きる　　丸山マス子
  • 佳作
  • 永代で分かれて　　高倉秀雄
  • 船が屋根を突き破る　　高橋　昊
  • 紡績工女の遭難記　　千早野光枝
  • 最後迄御眞影を奉じて　　小林英司
  • 押し潰された花の蕾　　渡邊渡舟
  • 菜ッ葉色のお粥　　久保埜太仲
  • 鳩に励まされて　　荒川幸子
  • 気がついた時は海の中　　米山菊太郎
  • 空を切って飛ぶ人と丸太と　　古田部橘郎
  • 北海道で深夜の号外売り　　北川定三
  • 机を並べて仰向に　　池田長治
  • 警視廳の一巡査として　　白石錦太郎
  • ドロッとした赤土の谷　　岩澤登女子
  • 火に遂ひ詰められて塵芥捨場へ　　唐鎌角治郎
  • その夜の刑務所訪問　　布施辰治
  • 汽車もろ共海中へ　　對木敬藏
  • 百八十名の傳染病患者救護　　櫻井　豊
  • 末期の水を配る　　川添　武男
  • 白骨の噛み合ふ音　　木村藤太郎
  • 爛れた空に缺けた月　　福島善太郎
  • 本堂の床下　　田代益司
  • 限りなき父母の力　　山崎松壽
  • ゴルフ・リンクの夜露　　松村キミ
  • 崩れ落つる敎會の高塔　　堀　一雄
  • 日は照る瑠璃の空の下　　和田治三郎
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