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- 月刊誌『都市問題』
- 第 112 巻 第 1 号 / 2021年01月号
特 集
特集1 : 「ケアする人」をケアする
特集2 : 一律現金給付を考える
内 容
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巻頭言 終わらない「トランプ王国」 執筆者 金成 隆一 カナリ リュウイチ 役職 朝日新聞機動特派員 -
論文 ケアをめぐる選択によって不利益をこうむらない権利 著者 天田 城介 アマダ ジョウスケ 役職 中央大学文学部教授 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 ケアラーの実態とその支援のあり方—―「ケアする人のケア」という視点からの検討 著者 山口 麻衣 ヤマグチ マイ 役職 ルーテル学院大学総合人間学部教授 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 育児・介護の同時進行「ダブルケア」をめぐって 著者 相馬 直子 ソウマ ナオコ 役職 横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 ヤングケアラーの実態と支援の方向性 著者 澁谷 智子 シブヤ トコモ 役職 成蹊大学文学部教授 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 障害児者の家族へのケア 著者 今井 忠 イマイ タダシ 役職 日本自閉症協会副会長 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 子ども・子育て支援に求められるレスパイトケア 著者 佐藤 一光 サトウ カズアキ 役職 岩手大学人文社会科学部准教授 特集名 「ケアする人」をケアする -
論文 特別定額給付金事業をめぐる政治と地方 著者 牧原 出 マキハラ イヅル 役職 東京大学先端科学技術研究センター教授 特集名 一律現金給付を考える -
論文 現金給付の経済学 著者 宇南山 卓 ウナヤマ タカシ 役職 京都大学経済研究所教授 特集名 一律現金給付を考える -
論文 コロナ危機下のベーシックインカムと最低所得保証 著者 山森 亮 ヤマモリ トオル 役職 同志社大学経済学部教授 特集名 一律現金給付を考える -
論文 特別定額給付金と地方分権の理念—―自治事務による「ばらまき」とその起源 著者 川手 摂 カワテ ショウ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員 特集名 一律現金給付を考える -
論文 「公助」から排除される人々—―コロナ禍における「自助」「共助」の限界のなかで 著者 鈴木 江理子 スズキ エリコ 役職 国士舘大学教授、NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)副代表理事 特集名 一律現金給付を考える -
書評 長谷川香『近代天皇制と東京――儀礼空間からみた都市・建築史』 書評者 原 武史 はら たけし 役職 明治学院大学名誉教授、放送大学教授
その他
- 新刊紹介 『知事の真贋』/『現代社会資本論』/『ルポ トラックドライバー』
特集1 : 「ケアする人」をケアする
- 高齢者・障害児者の介護、子育てなどは、家庭内でのアンペイドワークとして、従来、家族によるケアと責任が当然視されてきた。しかし、社会経済状況の変化等に伴い、現在ではさまざまなひずみも生じており、支援の必要性が指摘されるようになってきている。
「ケアする人」がおかれている現状をとらえつつ、彼女ら彼らをどのようにケアしていくべきか、考える。
特集2 : 一律現金給付を考える
- 経済危機の際には政府による現金給付がなされてきた。2009年の定額給付金は1人あたり1万2000円、給付総額1兆9570億円で、「バラマキ」との声が上がった。一方、新型コロナ感染症拡大防止のための各種自粛が要請される中、特別定額給付金は事業費あわせて12兆8803億円にも及んだが、概ね肯定的に受け入れられている。しかしながらその給付条件や方法には課題が指摘され、2009年に生じた問題は解決されないままであった。
一律現金給付の政策決定や効果を検証し、その課題やより適切な支援のあり方を考察する。