
『都市問題』公開講座は、今日、大きな社会的課題となっている地方分権改革や都市政策のあり方などをはじめとした重要トピックスを取り上げ、基調講演とパネルディスカッションから構成されております。年2回、広く市民、自治体や中央政府の職員、研究者のみなさんと議論を交わすために開催しております。
開催情報
選挙を守るー持続可能(サステナブル)なあり方を求めて
2024年の東京都知事選挙および兵庫県知事選挙は、SNS(その中でも特に短時性が高く、刹那的なメディア)の影響力が有権者の投票行動に広範な影響を与えはじめたごく初期の例として、おそらく時代の転換点をなすことになったと思われる。さらにもう少し時間を巻き戻せば、「選挙ハック」勢力が徐々に存在感を増し、「良識的」な人々が顔をしかめるような選挙の「利用法」が次々に編み出されてきているという実態もある。また、そのような「極端で新しい」話題の他にも、選挙運動に関するルール、供託金制度、電子投票や記号式投票、人口減少地域における選挙管理事務の維持などなど、選挙(/投票)の運営・実施過程をめぐっては、考え、論じられるべき多くの論点がある。
選挙が「民主主義」に関わる重要な装置であり、それをそう簡単に手放すわけにはいかないとするならば、その管理・運営・実施のあり方を問い直し、改めるべきを改めていくことは喫緊の課題であろう。本講座で議論したい。
第57回『都市問題』公開講座「選挙を守るー持続可能なあり方を求めて」チラシ.pdf
開催日 | 2025年6月21日(土)13:00~16:00(開場12:30) |
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会場案内 |
(〒100‐0011 東京都千代田区内幸町2‐2‐1) |
日本プレスセンター 10階ホール
パネルディスカッション |
河村 和徳 (拓殖大学政経学部教授) 小島 勇人 (一般社団法人選挙制度実務研究会理事長) 山口 真一 (国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授) <司会>谷口 尚子 (慶應義塾大学法学部教授) |
参加費 |
無料 |
申込み期限 | 2025年6月19日(木) ※満席となりしだい受付を終了しますので、お早めにお申込み下さい。 |
お問い合わせ | 後藤・安田記念東京都市研究所 総務課 |