月刊誌『都市問題』とは
本財団の機関誌『都市問題』(創刊1925年・月刊)は、地方自治や広く都市にかかわる問題を特集して、社会に問題を提起し、議論の場を提供しています。タイムリーなテーマを扱う特集1と、じっくりと問題を掘り下げる特集2を中心とする構成で、学問とジャーナリズムが共存する稀有な月刊誌として、専門家から高い評価を得ています。
毎月1日発行
2019年9月号まで
定価 1部:785円(本体価格714円)
2019年10月号から
定価 1部:825円(本体価格750円)
雑誌コード:06677 B5判
月刊誌『都市問題』最新号のご紹介
- 月刊誌『都市問題』
- 第 116 巻 第 1 号 / 2025年01月号
最新号
特集 : 震災復興を問う ――「創造的復興」とは
内 容
-
巻頭言 震災復興を問う〜30年の意味〜 執筆者 室崎 益輝 ムロサキ ヨシテル 役職 神戸大学名誉教授 -
論文 建築系農村計画の視点からみた包括的復興試論 ――2007年・2024年能登半島地震・被災集落のモノグラフ研究より 著者 山崎 寿一 ヤマザキ ジュイチ 役職 神戸大学名誉教授 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 津波浸水危険区域における消防活動と都市構造 著者 小林 恭一 コバヤシ キョウイチ 役職 元東京理科大学火災科学研究所教授 博士(工学) 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 大規模災害時における自治体間支援の現状と課題――能登半島地震対応を踏まえた考察 著者 川島 佑介 ・ 伊藤 潤 ・ 行司 高博 カワシマ ユウスケ ・ イトウ ジュン ・ ギョウジ タカヒロ 役職 茨城大学人文社会科学部准教授 ・ 愛知大学国際コミュニケーション学部准教授 ・ ひょうご震災記念21世紀研究機構研究戦略センター研究調査部長 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 能登震災被災自治体の復興計画策定の現在地 著者 川手 摂 カワテ ショウ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 創造的復興の展開と転回――令和の復興を考える 著者 牧 紀男 マキ ノリオ 役職 京都大学防災研究所教授 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 被災後の居住政策は何を保障すべきか? ――「仮住まい」の危機に抗うための論理 著者 田中 正人 タナカ マサト 役職 追手門学院大学地域創造学部教授 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 被災した子どもの学習をどのように保障するか ――1・17と3・11の経験から見えてきたこと 著者 大森 直樹 オオモリ ナオキ 役職 東京学芸大学現職教員支援センター機構教授 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 災害ボランティアのあり方――能登半島支援における課題と展望 著者 山本 克彦 ヤマモト カツヒコ 役職 日本ソーシャルワーク教育学校連盟災害対応部会長 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
論文 人口減少社会における復興事業のあり方を問う 著者 澤田 雅浩 サワダ マサヒロ 役職 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科准教授 特集名 震災復興を問う ――「創造的復興」とは -
書評 宮垣元『NPOとは何か』 書評者 有本 新 アリモト アラタ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 新刊紹介 『日本の家族のすがた』/『学校に行かない子どもの社会史』/『多文化化するデンマークの社会統合』
創刊期の誌面から 不燃燒都市の建設と復興建築會社 /佐野利器
特集 : 震災復興を問う ――「創造的復興」とは
- 1995年1月17日の阪神・淡路大震災から30年、そして2024年1月1日の能登半島地震から1年―。
わが国では地震災害のたびに、その被災状況や過去の教訓を踏まえながら、最適な復興のあり方が模索されてきた。「創造的復興」という表現も定着しているように思われる。一方で、社会環境におけるさまざまな変化・変容を背景に、災害のたび、その対応方法や復興のあり方には新たな問いが生じることになる。
本特集では、まず能登半島における復興の現状や課題等を明らかにしたい。そのうえで、地震災害からの“復興”のあり方を、どのように捉え返していくべきなのか、復興にかかわるさまざまな側面に着目しながら問うてみたい。