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- 月刊誌『都市問題』
- 第 99 巻 第 5 号 / 2008年05月号
特 集
特集1 : 消費者保護の真偽
特集2 : 発展途上国が抱える大都市の病理
内 容
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巻頭言 アーティストの仕事 執筆者 杉山 知子 スギヤマ トモコ 役職 C.A.P(芸術と計画会議)代表・美術家 -
論文 「消費者重視元年」は実現するか 著者 餌取 稔也 エトリ トシヤ 役職 朝日新聞政治グループ記者 特集名 消費者保護の真偽 -
論文 「消費者庁」の創設に問われる基本視点 著者 中村 雅人 ナカムラ マサト 役職 弁護士 特集名 消費者保護の真偽 -
論文 消費者センターの充実こそ消費者行政の土台だ 著者 細川 幸一 ホソカワ コウイチ 役職 日本女子大学家政学部准教授 特集名 消費者保護の真偽 -
論文 リスクコミュニケーションこそ製品安全法制の核心 著者 礒野 弥生 イソノ ヤヨイ 役職 東京経済大学現代法学部教授 特集名 消費者保護の真偽 -
論文 食品表示のどこを、どう改めるべきか 著者 板倉 ゆか子 イタクラ ユカコ 役職 消費生活アナリスト 特集名 消費者保護の真偽 -
対談 説明責任を欠く「新銀行東京」の再建策 対談者 塚田 博康 × 谷 隆徳 ツカダ ヒロヤス × タニ タカノリ 役職 ジャーナリスト × 日本経済新聞論説委員 -
論文 ひとつの都市の中にある2つの都市―止まらないスラムの拡大 著者 石 弘之 イシ ヒロユキ 役職 東京農業大学教授 特集名 発展途上国が抱える大都市の病理 -
論文 柔軟な政策メカニズムが居住空間を改善する 著者 穂坂 光彦 ホサカ ミツヒコ 役職 日本福祉大学大学院国際社会開発研究科教授 特集名 発展途上国が抱える大都市の病理 -
論文 社会サービスの「空白領域」を担うイスラム組織 著者 加納 弘勝 カノウ ヒロマサ 役職 津田塾大学学芸学部国際関係学科教授 特集名 発展途上国が抱える大都市の病理 -
論文 都市貧困問題に立向かうマイクロファイナンスの課題 著者 岡本 眞理子 オカモト マリコ 役職 日本福祉大学国際福祉開発学部教授 特集名 発展途上国が抱える大都市の病理 -
論文 研究報告論文 現代日本の福祉制度における「貧困の罠」 著者 五石 敬路 ゴイシ ノリミチ 役職 東京市政調査会主任研究員 -
書評 ダニエル・H・フット著『名もない顔もない司法』 書評者 川手 摂 カワテ ショウ 役職 東京市政調査会研究員
その他
- 地方自治史を掘る 地方分権を牽引した国会決議と地方分権推進法 五十嵐 広三
新刊紹介 『自治・議会基本条例論』/『産める国フランスの子育て事情』/他
蔵のなか 東京都総務局調査課著『行政の科学化と職階制』 柳原 裕彦
文献情報 2008年5月
特集1 : 消費者保護の真偽
- 食品の産地偽装や不正表示、消費期限偽装事件、そして輸入冷凍餃子中毒事件まで、食の安全・安心を揺るがす事件が続発している。また、食品以外でも、C型肝炎などの薬害、湯沸かし器などによる事故、住宅の耐震・耐火偽装問題など、消費者の生活を脅かす問題が多発している。福田首相は、消費者行政の司令塔となる組織の創設を打ち出した。消費者の安全を守るためには、どのような法体系や政策が必要か。「消費者庁」が創設されるとすればどういった組織であるべきか。消費者の安全をめぐる政策を検証する。
特集2 : 発展途上国が抱える大都市の病理
- 「貧困」が大都市問題のテーマとして重視される発展途上国では、先進国の視点で対策を考えることはできない。スラムやスクウォッター地区が広がり、劣悪な居住環境にある貧困層は社会システムから排除されているなど、施設の近代化のみでは解決できない問題が山積している。都市計画や雇用、環境問題をめぐる住民自身の行動・参画の有効性を明らかにしながら、途上国の都市行政の現状とそのあり方を論じる。