
月刊誌『都市問題』バックナンバー検索
- 月刊誌『都市問題』
- 第 99 巻 第 9 号 / 2008年09月号
特 集
特集1 : 地球を蝕む気候変動
特集2 : 崩壊する救急医療
内 容
-
巻頭言 「スカスカの郊外」と「隙間のない郊外」 執筆者 原 武史 ハラ タケシ 役職 明治学院大学教授 -
論文 温室効果ガスに対処するシナリオの実現を 著者 山本 良一 ヤマモト リョウイチ 役職 東京大学生産技術研究所教授 特集名 地球を蝕む気候変動 -
論文 大気大循環モデルからみた水環境・水資源の変化 著者 小尻 利治 コジリ トシハル 役職 京都大学防災研究所教授 特集名 地球を蝕む気候変動 -
論文 温暖化がもたらす食料生産・農業への影響 著者 渡邉 紹裕 ワタナベ ツギヒロ 役職 総合地球環境学研究所教授 特集名 地球を蝕む気候変動 -
論文 求められる水災害への適応策 著者 福岡 捷二 フクオカ ショウジ 役職 中央大学研究開発機構教授 特集名 地球を蝕む気候変動 -
論文 気候変動と感染症・疾病リスクの関連性 著者 齊藤 麻理子 ・ 押谷 仁 サイトウ マリコ ・ オシタニ ヒトシ 役職 東北大学大学院医学系研究科助教 ・ 東北大学大学院医学系研究科教授 特集名 地球を蝕む気候変動 -
インタビュー ライフスタイルを重視した高齢者医療・福祉・労働施策を 話・聞き手 斎藤 十朗 サイトウ ジュウロウ 役職 全国老人クラブ連合会会長・全国社会福祉協議会会長 -
論文 救急医療システムの再構築に向けて―コストと負担を考える 著者 安川 文朗 ヤスカワ フミアキ 役職 熊本大学法学部教授 特集名 崩壊する救急医療 -
論文 過度の医療費削減がもたらした医療崩壊―その縮図としての救急医療 著者 出月 康夫 イデヅキ ヤスオ 役職 東北大学名誉教授、日本臨床外科学会長 特集名 崩壊する救急医療 -
論文 精神科救急医療システムの充実を 著者 渡 路子 ワタリ ミチコ 役職 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室室長補佐 特集名 崩壊する救急医療 -
論文 何が医療を崩壊させているのか―瀕死の医療現場をみる 著者 杉山 正隆 スギヤマ マサタカ 役職 歯科医師、日本ジャーナリスト会議(JCJ)運営委員 特集名 崩壊する救急医療 -
論文 「救急は医の原点」に対応できない公立病院―再生のシナリオを提示する 著者 邉見 公雄 ヘンミ キミオ 役職 全国自治体病院協議会会長・赤穂市民病院長 特集名 崩壊する救急医療 -
論文 大正時代の義援金支給における行政対応の変遷 著者 関 英男 セキ ヒデオ 役職 東京市政調査会客員研究員 -
書評 千田謙蔵著『ポポロ事件全史』 書評者 高井 正 タカイ タダシ 役職 東京市政調査会主任研究員
その他
- 新刊紹介 『日本版スローシティ』/『美容整形と化粧の社会学』/他
地方自治史を掘る 自治省から総務省へ〜省庁再編と地方自治 二橋正弘
蔵のなか 飯沼一省著『地方計画論』 田村靖広
文献情報 2008年9月
特集1 : 地球を蝕む気候変動
- 6月に発表された環境省の「地球温暖化影響・適応研究委員会」報告によると、地球温暖化等に伴い、日本でも既に気候変動の影響が現れており、今世紀に入って影響は急速に顕在化しているという。気候変動は、具体的にいかなる影響を及ぼしているのか。また、今後どのように推移していくのか。食料生産、水環境、自然災害、疾病リスクなど、多様な側面について、影響と対策を検討する。
特集2 : 崩壊する救急医療
- 日本の医療は、度重なる医療費抑制政策によって崩壊寸前と言われる。医師不足と過重労働がもたらす医師の「立ち去り型サボタージュ」、次々と閉鎖される診療科や病院、救急患者の受け入れ先がない「たらい回し」など医療者側の「資源不足」が問題となる一方で、患者側のモラルや社会性の欠如も指摘される。また、現在の医療システムは、人口構成や疾病内容、医者と患者の関係性の変化等への対応が不十分と考えられる。
救急医療問題について、近年の社会構造の変化を踏まえた現代的課題を考察する。