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- 月刊誌『都市問題』
- 第 108 巻 第 7 号 / 2017年07月号
特 集
特集1 : 障害者とともにある社会へ
特集2 : 「多死社会」を見据えて
内 容
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巻頭言 日本のアール・ブリュットと10年の変化 執筆者 田端 一恵 タバタ カズエ 役職 社会福祉法人グロー(GLOW) 企画事業部副部長 -
論文 転換期にある障害者福祉 著者 野澤 和弘 ノザワ カズヒロ 役職 毎日新聞論説委員 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 障害者差別解消法における行政、事業者の役割と取組み状況 著者 又村 あおい マタムラ アオイ 役職 全国手をつなぐ育成会連合会政策センター委員、内閣府障害者差別解消法アドバイザー 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 障害者差別解消法による「合理的配慮」が特別支援教育にもたらす効果 著者 柘植 雅義 ツゲ マサヨシ 役職 筑波大学 知的・発達・行動障害学分野教授、内閣府障害者政策委員会委員 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 相模原事件が投げかけたもの――事件から1年を前に 著者 原 昌平 ハラ ショウヘイ 役職 読売新聞大阪本社編集委員、精神保健福祉士 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 障害者虐待を考える――福祉施設における“ガバナンス”の視点を通して 著者 松上 利男 マツガミ トシオ 役職 社会福祉法人北摂杉の子会理事長 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 社会福祉法人ゆうゆうの取り組み――障害者とともに「地域の風景をつくる」 著者 大原 裕介 オオハラ ユウスケ 役職 社会福祉法人ゆうゆう理事長 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 障害者が「地域で暮らしていく」ということ――オレンジホームケアクリニックの在宅医療 著者 紅谷 浩之 ベニヤ ヒロユキ 役職 オレンジホームケアクリニック代表 特集名 障害者とともにある社会へ -
論文 多死社会の到来――その動向と背景 著者 金子 隆一 カネコ リュウイチ 役職 国立社会保障・人口問題研究所副所長 特集名 「多死社会」を見据えて -
論文 地域での看取り体制をどう作るのか 著者 山路 憲夫 ヤマジ ノリオ 役職 白梅学園大学名誉教授、小平学・まちづくり研究所長 特集名 「多死社会」を見据えて -
論文 孤独死・無縁死にどう向き合うか――求められる「死の社会化」 著者 結城 康博 ユウキ ヤスヒロ 役職 淑徳大学総合福祉学部教授 特集名 「多死社会」を見据えて -
論文 多死社会化における過疎高齢者と地域社会――関係性の切断と回復の視点から 著者 高野 和良 タカノ カズヨシ 役職 九州大学大学院教授 特集名 「多死社会」を見据えて -
論文 葬儀場等の立地に対する自治体の対応――背景・実態と課題 著者 有田 智一 アリタ トモカズ 役職 筑波大学システム情報系社会工学域教授 特集名 「多死社会」を見据えて -
研究報告論文 2016年度調査研究・中間報告 徳島県那賀町における「自治」の諸相(1)――地域と住民のすがた 氏名 川手 摂/小石川 裕介 カワテ ショウ/コイシカワ ユウスケ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員/後藤・安田記念東京都市研究所研究員 -
書評 齋藤純一著『不平等を考える―政治理論入門』 書評者 倉地 真太郎 クラチ シンタロウ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 新刊紹介 『物流大激突』/『難民鎖国ニッポンのゆくえ』/『アルカイダから古文書を守った図書館員』
特集1 : 障害者とともにある社会へ
- 2016 年4 月、障害者差別解消法が施行された。同法では、「不当な差別的取扱いの禁止」「合理的配慮の提供」が規定され、行政と事業者には必要な措置が求められているが、どのような変化や課題が生じているのだろうか。また同年7 月には、相模原市の知的障害者福祉施設において入所者19 人が殺害されるという事件が発生した。大きな衝撃をもたらしたこの事件は、社会に何を問いかけているのか。事件から1 年というこの節目に、障害者をとりまく現状や課題について、さまざまな視点から考える。
特集2 : 「多死社会」を見据えて
- 超高齢化の進むわが国だが、誰もがやがては死を迎える。2000 年に約96 万人であった死亡者数が、2016 年には130 万人を超え、2040 年にピークとなることが予測される。家族形態の変容によって独り暮らしの高齢者も多く、すでに年間3 万人の孤独死が報告されている。人はどこで、どのような最期を迎えるのか。そして誰が看取り、おくるのか。市民社会、自治体による対応の現況と課題について検討する。