月刊誌『都市問題』バックナンバー検索
- 月刊誌『都市問題』
- 第 111 巻 第 2 号 / 2020年02月号
特 集
特集1 : 治水政策再考
特集2 : いま、森と山を考える
内 容
-
巻頭言 水は低きにつく 執筆者 久保 純子 クボ スミコ 役職 早稲田大学教育学部教授 -
論文 2019年10月台風19号水害から「自然観」を考える 著者 大熊 孝 オオクマ タカシ 役職 新潟大学名誉教授 特集名 治水政策再考 -
論文 耐越水堤防がなぜ必要か 著者 石崎 勝義 イシザキ カツヨシ 役職 元建設省土木研究所次長 特集名 治水政策再考 -
論文 流域から考える治水のあり方—―川づくりとまちづくりが一体となった治水 著者 瀧 健太郎 タキ ケンタロウ 役職 滋賀県立大学環境科学部環境政策・計画学科准教授 特集名 治水政策再考 -
論文 台風第19号における治水施設の効果と今後の治水対策 著者 山田 正 ヤマダ タダシ 役職 中央大学理工学部教授 特集名 治水政策再考 -
論文 東京の大水害と縮災 著者 河田 惠昭 カワタ ヨシアキ 役職 関西大学社会安全学部特別任命教授、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター センター長 特集名 治水政策再考 -
論文 誰が、なぜ、森林を「管理」するのか 著者 柿澤 宏昭 カキザワ ヒロアキ 役職 北海道大学大学院農学研究員教授 特集名 いま、森と山を考える -
論文 日本の森と人を変えたのは何か――森林政策の変遷がもたらしたもの 著者 田中 淳夫 タナカ アツオ 役職 森林ジャーナリスト 特集名 いま、森と山を考える -
論文 森林環境税をどう考えるか――森林環境税の理論と実態に関する試論 著者 吉弘 憲介 ヨシヒロ ケンスケ 役職 桃山学院大学経済学部准教授 特集名 いま、森と山を考える -
論文 森林で「業」を為す可能性 著者 古川 大輔 フルカワ ダイスケ 役職 (株)古川ちいきの総合研究所 代表取締役 特集名 いま、森と山を考える -
論文 「森林のプロ」をどう育て、どう活かすか 著者 石崎 涼子 イシザキ リョウコ 役職 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 企画部企画室長 特集名 いま、森と山を考える -
論文 2019年度東アジア国際シンポジウム 開催報告 著者 棚橋 匡 タナハシ マサシ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員 -
論文 2019年度東アジア国際シンポジウム ロードプライシングによる交通管理の課題と展望—―東京都の取り組みを中心に 著者 和田 武士 ワダ タケシ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員 -
書評 広田照幸著『教育改革のやめ方—―考える教師、頼れる行政のための視点』 書評者 吉岡 郁美 ヨシオカ イクミ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 新刊紹介 『公務員の言葉力』/『ルポ 定形外家族』/『ジソウのお仕事』
特集1 : 治水政策再考
- 2019年10月、猛烈な勢力に発達した台風19号が東日本を直撃して記録的大雨をもたらし、広範囲で河川の氾濫、堤防の決壊による被害が生じた。地球温暖化の進展にともない、これまでの想定を超える気象条件のもとで被害が頻発化・大規模化することも予想される。こうした時代にあって、今後どのような対策を考えていかなければならないのか。
特集2 : いま、森と山を考える
- 日本の国土の約7割を占める森林。その面積は2500万ヘクタールに及ぶ。うち1000万ヘクタールは主に戦後拡大した人工林であり、その多くは現在伐採期を迎えている。しかし、木材価格低迷や過疎化等を背景に、林業の担い手の減少傾向は続き、手入れされず放置された森林の管理が問題になっている。そうしたなか、2018年5月には森林経営管理法が成立、翌年4月からは森林管理制度がスタートし、市町村が森林の経営管理の中心的役割を果たすことが求められている。
本特集では、人々と森や山との結びつき・つながりを問い直すとともに、森林政策や森林管理制度・森林環境税をめぐる課題・展望等について掘り下げたい。