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- 月刊誌『都市問題』
- 第 112 巻 第 10 号 / 2021年10月号
特 集
特集1 : 東京五輪とは何だったのか
特集2 : 「雇用政策」を再考する
内 容
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巻頭言 改めて考える五輪の経済効果 執筆者 小峰 隆夫 コミネ タカオ 役職 大正大学教授 -
論文 東京オリンピック・パラリンピックは何を生んだのか 著者 石坂 友司 イシザカ ユウジ 役職 奈良女子大学准教授 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 国立競技場を使い捨てるオリンピックというシステム 著者 後藤 逸郎 ゴトウ イツロウ 役職 フリーランス記者 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 2020年東京大会は何を残したのか?――観光・ツーリズム面のレガシーの検証 著者 小澤 考人 オザワ タカト 役職 東海大学観光学部教授 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 「平和な社会の推進」とホストタウン交流 著者 笹生 心太 ササオ シンタ 役職 東京女子体育大学/短期大学准教授 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 パラリンピックと開催都市のバリアフリー化 ――パラリンピックは都市をどのように変えるのか 著者 山崎 貴史 ヤマサキ タカシ 役職 北海道大学教育学部講師 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 「ナショナル・イベント」としての東京2020大会とその〈レガシー〉 著者 金子 史弥 カネコ フミヒロ 役職 立命館大学産業社会学部准教授 特集名 東京五輪とは何だったのか -
論文 雇用政策の地方への権限委譲は何をもたらしたのか 著者 阿部 正浩 アベ マサヒロ 役職 中央大学大学院経済学研究科委員長・教授 特集名 「雇用政策」を再考する -
論文 非正規雇用という働き方 著者 西野 史子 ニシノ フミコ 役職 一橋大学大学院社会学研究科教授 特集名 「雇用政策」を再考する -
論文 自治体の無料職業紹介事業の到達点――豊中市の実践から 著者 正木 浩司 マサキ コウジ 役職 公益社団法人北海道地方自治研究所研究員 特集名 「雇用政策」を再考する -
論文 就労支援のプロセスと効果を可視化する――就労支援のあり方を考えるために 著者 垣田 裕介 カキタ ユウスケ 役職 大阪市立大学准教授 特集名 「雇用政策」を再考する -
研究報告論文 石川県金沢市における「条件付市街化区域」と土地区画整理事業 氏名 田中 暁子 タナカ アキコ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員 -
書評 青木栄一『文部科学省』 書評者 吉岡 郁美 ヨシオカ イクミ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 第47回藤田賞
新刊紹介 『決定の正当化技術』/『東京23区×格差と階級』/『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』
特集1 : 東京五輪とは何だったのか
- 東京オリンピック・パラリンピック競技大会は、招致活動以降、多くの問題を引き起こし、最終的に世論が二分されるなかで開催された。コロナ禍の開催強行で不均衡な開催都市契約の実態が注目され、また収益を優先して酷暑でのプレイをアスリートに強いるなど五輪の商業主義的な側面があらわとなり、「誰のため」「何のため」の大会なのかがこれまで以上に問われることとなった。
今大会は、今後に何を残すのか。都市開発、観光、交流事業などをとりあげながら、その「遺産」の検証を試みる。
特集2 : 「雇用政策」を再考する
- 従来は国の所管であった雇用政策だが、現在では国・自治体が協調しながらさまざまな施策が展開されるようになってきている。コロナ禍に起因する解雇・雇止めなど雇用をめぐる情勢が悪化するなかにあって、いかにして効果的な施策を打ち出し、実行していくべきなのか。
分権改革が雇用政策にもたらした影響・変化、非正規雇用への政策対応の経緯、自治体における就労支援の実際―等の検討を通じて今後の課題・展望を明らかにする。