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- 月刊誌『都市問題』
- 第 115 巻 第 1 号 / 2024年01月号
特 集
特集1 : ミニ・パブリックス――その現在地と可能性
特集2 : 首長のリーダーシップを問い直す
内 容
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巻頭言 政治改革から30年 執筆者 山口 二郎 ヤマグチ ジロウ 役職 法政大学法学部教授 -
論文 今、ミニ・パブリックスを考える 著者 坂野 達郎 サカノ タツロウ 役職 東京工業大学名誉教授 特集名 ミニ・パブリックス――その現在地と可能性 -
論文 広がる「ミニ・パブリックス」――世界における潮流と日本の動向 著者 長野 基 ナガノ モトキ 役職 東京都立大学都市環境学部都市政策科学科准教授 特集名 ミニ・パブリックス――その現在地と可能性 -
論文 日本の地方自治体における気候市民会議の展開 著者 三上 直之 ミカミ ナオユキ 役職 名古屋大学大学院環境学研究科教授 特集名 ミニ・パブリックス――その現在地と可能性 -
論文 構想日本「自分ごと化会議」のあゆみとこれから 著者 加藤 秀樹 カトウ ヒデキ 役職 構想日本代表 特集名 ミニ・パブリックス――その現在地と可能性 -
論文 「熟議」が拓く、シティズンシップ教育の可能性 著者 斉藤 雄次 サイトウ ユウジ 役職 日本文理大学経営経済学部助教 特集名 ミニ・パブリックス――その現在地と可能性 -
論文 首長のリーダーシップと分権改革――強首長制の機能と逆機能 著者 礒崎 初仁 イソザキ ハツヒト 役職 中央大学法学部教授 特集名 首長のリーダーシップを問い直す -
論文 自治体首長の政治的基盤――首長の代表性と選挙政治 著者 平野 淳一 ヒラノ ジュンイチ 役職 甲南大学法学部准教授 特集名 首長のリーダーシップを問い直す -
論文 二元代表制と地域政党――合成統制法に基づく大阪維新の会の分析 著者 築山 宏樹 ツキヤマ ヒロキ 役職 慶應義塾大学法学部准教授 特集名 首長のリーダーシップを問い直す -
論文 執行機関多元主義の実態と課題――教育・文化を事例として 著者 村上 祐介 ムラカミ ユウスケ 役職 東京大学大学院教育学研究科教授 特集名 首長のリーダーシップを問い直す -
論文 首長と組織人事――組織機構改革・人材戦略とリーダーシップ 著者 入江 容子 イリエ ヨウコ 役職 同志社大学政策学部教授 特集名 首長のリーダーシップを問い直す -
書評 渡部沙織『難病政策の形成と変容』 書評者 田中 暁子 タナカ アキコ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員
その他
- 新刊紹介 『瀬戸内国際芸術祭と地域創生』/『情報公開が社会を変える』/『コロナ禍の声を聞く』
特集1 : ミニ・パブリックス――その現在地と可能性
- 代議制民主主義・自由民主主義の“限界”はかねてより指摘されてきたが、近年、多数決に拠らない「熟議民主主義」の手法として「ミニ・パブリックス」がより一層の注目・期待を集めている。
いま、なぜ、ミニ・パブリックスなのか、ミニ・パブリックスは民主主義をどこへどのように導きうるのか―その現在地と可能性を検討する。
特集2 : 首長のリーダーシップを問い直す
- 地方分権改革は、地方政府内の政策決定について、地方政治家のもつ自律性を格段に高めたと理解されている。同時に、分権改革が生み出した「地方の変貌」は、まさに日本の政治・行政に多大なインパクトを与えうる重要なトピックとして位置付けられてきた。しかし、その重要性に比して、分権改革後の地方政治家、とりわけ「首長」の影響力や、その存在が地方自治にどう作用してきたのかについては未解明な部分も多い。
本特集では、地方政治のキーパーソンである「首長」に焦点を当て、分権改革後にみられる首長をめぐる自治体の政治ならびに行政の変化と特徴について、多様なアプローチを用いて論じてみたい。