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- 月刊誌『都市問題』
- 第 115 巻 第 9 号 / 2024年09月号
特 集
特集1 : 地域公共交通の模索
特集2 : 都市と生物多様性
内 容
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巻頭言 コロナ禍後の鉄道 執筆者 梅原 淳 ウメハラ ジュン 役職 鉄道ジャーナリスト -
論文 地域公共交通の現在地と未来図 著者 板谷 和也 イタヤ カズヤ 役職 流通経済大学経済学部教授 特集名 地域公共交通の模索 -
論文 交通モードの多様化と「ベストミックス」の模索 著者 吉田 樹 ヨシダ イツキ 役職 福島大学経済経営学類教授/前橋工科大学特任教授 特集名 地域公共交通の模索 -
論文 持続可能な交通まちづくりと交通税の導入論議 著者 川勝 健志 カワカツ タケシ 役職 京都府立大学公共政策学部教授 特集名 地域公共交通の模索 -
論文 観光交通と生活交通との共存に向けて必要な対応について考える 著者 清水 哲夫 シミズ テツオ 役職 東京都立大学都市環境学部観光科学科教授/金沢大学先端観光科学研究所特任教授(クロスアポイントメント) 特集名 地域公共交通の模索 -
論文 新たなモビリティ「グリスロ」が拓く都市の可能性 著者 三重野 真代 ミエノ マヨ 役職 東京大学公共政策大学院交通・観光政策研究ユニット特任准教授 特集名 地域公共交通の模索 -
論文 都市における生物多様性の現状 著者 沼田 真也 ヌマタ シンヤ 役職 東京都立大学都市環境科学研究科教授 特集名 都市と生物多様性 -
論文 ネイチャーポジティブ時代の都市開発に伴う環境アセスメントの役割 著者 田中 章 タナカ アキラ 役職 A Tree Company(エイトゥリーカンパニー)代表 環境アセスメント学会常務理事 特集名 都市と生物多様性 -
論文 持続可能な消費行動への道――生態系サービスの恩恵を未来へ 著者 佐藤 秀樹 サトウ ヒデキ 役職 江戸川大学社会学部准教授 特集名 都市と生物多様性 -
論文 都市で起こる水辺の外来種問題――対策のあり方と事例紹介 著者 片岡 友美 カタオカ トモミ 役職 認定NPO法人生態工房理事長 特集名 都市と生物多様性 -
論文 生物多様性における自治体の役割――ネイチャーポジティブ時代の課題 著者 香坂 玲 ・ 内山 愉太 コウサカ リョウ ・ ウチヤマ ユタ 役職 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 ・ 神戸大学大学院人間発達環境学研究科助教 特集名 都市と生物多様性 -
書評 初田香成『都市の戦後 増補新装版――雑踏のなかの都市計画と建築』 書評者 鄭 黄燕 テイ コウエン 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 新刊紹介 『日本政治ガイドブック』/『ルポ「ふつう」という檻』/『日本統治下の台湾』
特集1 : 地域公共交通の模索
- モータリゼーションの進展、高齢化社会の進行、人口減少等、さまざまな要因により交通需要が減少し、地域公共交通の苦境が指摘されるようになって久しい。しかしながら、地域における公共交通の必要性・重要性は減じておらず、免許返納後の移動手段や通学需要等のほか、インバウンドの増加等による新たな需要への対応も課題となっている。
地域公共交通の今後のあり方を、さまざまな視点から検討してみたい。
特集2 : 都市と生物多様性
- 2022年12月に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、2030年までのミッションとして「生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとる」ことが掲げられた。これを踏まえて国内では、2023年3月に「生物多様性国家戦略2023-2030」が閣議決定されている。
近年のこうした動きは、生物多様性というテーマの重要性を示す一方で、日本における生物多様性の主流化は達成されていない。特に、都市に住み、人工物に囲まれながら暮らす人々は、日常生活が生物多様性によって成立していることを実感しにくく、その重要性を認識することが難しいのではないだろうか。
都市とその生活に「生物多様性」はどう関係しているのか、そして今後、人々はどう向き合っていくべきかについて考えたい。